Sweetらぶ★コンプレックス


桃城先輩はゆっくりと後ろを振り向き、大きなため息をついた。

「はぁー…そ、そうだね。戻るとするよ…」


嫌々そうな顔をして、あたしの頭を3度ポン、ポン、ポンと軽く叩き、女子のかたまりの中へと行った。


あたしは、時計を見た。

丁度10分前になったから、若干小走りで、自分の教室へと向かった。
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