Sweetらぶ★コンプレックス

玄関マットの上で、しゃがみこんでいる修兄。


「10分23秒。」


「…は?」

修兄が言っている時間の意味が分からない。




「俺が家に入ってから、かえでが家に入るまでの時間。」



…わざわざ数えていたのか。
どれだけ変な兄なんだよ!!
でも、頭も良いし…スポーツ万能。しかも、何故かモテる。


「んもー…束縛みたいで気持ち悪いから止めてよねー…」


「…だって暇なんだよ。」


「……暇だったら妹の束縛なんかい!!」


「うん。だってオモロいもん。」


…。

「もう、いい。何か作って!!」

「えー…俺、今帰ってきたばっかりなんだから、今日はかえでが何か作ってよ。」


「…嫌。」


「え…何でー!!」


修兄、絶対分かってて言ってるよなー…

だから、余計作りたくない。



馬鹿にされるの分かってるし。



あたしは料理が゙大゙の苦手だから、変な物体の料理しか出来ない。それに、包丁の使い方もイマイチ分からないし…
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