学校破壊




外は雨でどしゃ降りだった。



千晶が落ち、地面まで数センチという、所で翔が滑り込み千晶を受け止めた。



千晶の視界はぼやけていて、ほとんど見えてない状態だった。



その時、光達がいた教室は大きな音をたて、爆発した。



学校はみるみる燃えて消えていく。


その光景を間近で見てしまった千晶と翔。


千晶は大きく目を見開いた。


そして、昔の記憶が一気に頭をよぎった。


「いやっ・・・いやっ・・・。」


千晶からはいっぱいの涙がこぼれ小さな声で呟いていた。


そんな、千晶を翔はただ見ているしか出来なかった。



「いや――――――――――!!!」



千晶は雨でも消えない燃えさかる教室を見て泣き叫んだ。



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