学校破壊



泣いている長野を見て、光は頭を撫でて優しい笑顔で言った。


「私は、ただ皆と仲良くしたいだけでよ。石川が何で泣いてたのかは、私にはわからない・・・。」


そう、光が言うと長野の力がすっとぬけ、光の腕をはなした。



「・・・・・。」




何も言えない長野。




すると、光が長野の耳元へ近づき一言言った。



「私はね・・・。」



その時、近くで電車が通り光の言葉は長野にしか聞こえなかった。





その言葉を聞き、長野はかたまった。



「なっ・・・何で・・・光が・・・。」



同様する長野に光は笑った。



「あんたも、石川と同じように・・・。」



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