BLUE-PLANET
ちっぽけな夢だった。

私の大好きな宇宙の話を、隆也君とするのが。



それが、今、叶ったの。



でも。



憧れだった隆也君が目の前に居るって言うのに、私……何故か、いつも本を1冊持ち歩いている文学部の彼を、思い出している……。



不思議よね。

私の理想の隆也君が、ここに居るって言うのに……。

不思議。



「……彗……」

すぐ近くで、隆也君の声。



「ごめんね。なんでもない」

いつの間にか頬を伝って落ちていた雫を、私は慌ててぬぐいさる。



すると。

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