愛しくて 苦しくて

栗岩 稜平ver

「江口さん」




俺は初めて江口麻衣と喋る。




俺は江口の事を良く知っている。




江口は多分俺を知らない。




「は、はい」




初めて見た顔~というような表情。




少し緊張してるのか手が微かに震えている。




唯、それだけでも俺にはショックだった。
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