愛しくて 苦しくて

「稜平ー」




部活中に声を掛けられても、俺は気付かなかった。




「りょ――――――――へい!!」




「えっ!?あぁ、何?」




ずっと、ずっと…。




江口の事を考えていた。





江口への気持ちを気付いてしまったからには、江口を手に入れる。





部活が終わって、下校のときにも江口を考えていた。
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