◆恋愛詩◆




「あ、そっか。でも、これ以上高くなるのは勘弁」




なんで?って聞いてもいいのかな。






「だって、上目遣いされると吹っ飛んじゃうから」





えって、不思議そうな顔した私に彼は耳元で秘密って呟いた。





その時香った、君の香水の匂い。





なんの匂いかな。





いい匂いだった。





ちょっと甘いけど、鼻につくような匂じゃない。






そっと、通り抜けるような。






「香水変えた?」




私もまねして耳元で囁く。







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