カラスなあたしと、うさぎな俺。
よん
──相談室
「で、お前等次は何したんだ?」
「何もしてないよー、つーかされたのこっち。腰打った痛い。」
ごめん、雫。
「本当か?葉山」
声を出すのも面倒なので縦に一回頷く。
「じゃぁ、守本にも話聞かなきゃなんねーじゃん。」
アイツ守本って言うんだ。
「でもなぁー、葉山、気ぃ失うまで殴るこたねぇよ。」
「違う、気付いたら伸びてた。」
あーあ、暴力事件なんか起こして、退学になったらどうしよ。
ま、いいか。
そんなことを考えてるとあたしの直ぐ後ろにあるドアが開く。
「失礼します、葉山さんいますか!?あ!葉山さん!さっき俺校長先生に、葉山さんを退学にするなら守本さんを退学にしてください!って言ってきたんです!そしたらこの事件は無かったことに、って言われました!」
セリフ長いし、葉山さんって何回言ったよ。
あ、3回か。