アネモネの花束を君に

「ふふ、脱走するなって…?このさく様にふか―げほげほ



く……苦しい


助けて

『痛いときがあったら、このボタンを押してね』ってゆきさん言ってたな……


「ナースコールをおさなきゃ…」

「…やっ…た……」

ボタンを押して、私は意識を失った――――
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