隠せない気持ち【新☆パラレル・ワールド企画作品】
流は、鬱陶しい純一郎のそばを離れ、のんびり喫煙出来る屋上へ向かう事にした。

多分、純一郎は教生期間中に狙った女子生徒に手をつけ、吊し上げを食うに違いないだろう。

流は、純一郎に対してその程度の認識しか持ってなかった。

「ふん…アイツがどうなろうが知ったこっちゃねぇ!たかが1週間2週間の関わりってだけだ…俺には関係無い」

だが…それが間違いと気付くまでにそう長い時間を必要としない事を彼は知る由もなかった。
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