隠せない気持ち【新☆パラレル・ワールド企画作品】
「深っ…ヤツらの応援が来る前にずらかろう」

純一郎が冷静に撤退を口にする。

そりゃそうさ…パクられたら…

「優との繋がりが消えちまう」

「バ、バカ…今それどころじゃねぇだろ」

「愛する女の為に生き延びる…純一郎の考えは正しい。お前のは、単なる欲求不満だから別の女でも代用出来るしな」

親友の筈の深は、流より純一郎の方が、まだマシとの結論に達してるのだろうか?

三人は赤色灯に囲まれる前に全力で走った。

惚れた女に愛を叫ぶなら…シャバでなきゃならない。
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