隠せない気持ち【新☆パラレル・ワールド企画作品】
そして28サンチ榴弾砲の側に立った深は砲身をなでながら

「流…お前が俺の為に作ってくれたこのチャンス…絶対ムダにしない」

深は深く息を吸い込み

「タマ込めろっ!ぶっ放すぞ」

腹の底から声を張り上げた。

それを遠く見守っていた流は

「深…負けるな。お前なら出来るから…」

深の後ろ姿に静かに語り掛けた。
< 79 / 97 >

この作品をシェア

pagetop