隠せない気持ち【新☆パラレル・ワールド企画作品】
ただし、爆心たる28サンチ榴弾砲から離れていた流は、比較的短時間で意識を取り戻し

「深〜っ!」

爆発のもろに中心に居た深を探しに必死の形相の流が走る。

爆風で服は、所々焦げたり破れたりしてるが…

「今は、そんな事構っちゃいられねぇ」

走り続けてたどり着いた砲座…ここに深が居た筈だが…

どこにも深の姿が無い。

「まさか…爆風で吹っ飛ばされたのか?」

流は、必死に深を探した。

ただの親友ってだけじゃない。

近い将来、自分がたどり着きたいゴール…それが深だ。

(頼む…生きていてくれ深)

流の中に不安がよぎった。
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