夜の待合室


文句を心の中で言っても時間は戻るわけなく、刻々と時間が過ぎていく。


私は駅までの道を歩きながら携帯を開いて時刻を確認した。




ゲッ!!

今、5分!!?



電車が来るのは8分なのに!





……走れば間に合う!!




人の目なんて気にせずに私は全力疾走でホームへと急いだ。








「扉が閉まります」



プシュー





ま、


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