それでも私はあなたが好き



ドクンドクン...


う、うわあ…

好きな人に話しかけるのって、こんなにも緊張するんだ。


私は心を一旦落ち着かせた。





「試合、お疲れ様」


精一杯の笑顔で そう言った。




「サンキュ」

市ノ瀬くんは口端を少しだけ上げて言った。




あれ…?
前にもこんなやり取りなかったっけ。



ああ。思い出した。

学級委員の仕事があった放課後だよね。


あの時も市ノ瀬くんは『サンキュ』て言ってくれた。




あの時の出来事があったからこそ、今私は彼のことが────

ダメっ。考えただけでもニヤけてしまう。




「次は女子の試合じゃない? 行こう、ひかり。あ、悠馬くんはゆっくり休んでね」

「ああ。じゃ…」



悠馬くんは右手を少しだけ上げて、私達に背を向け体育館を出て行った。






「何か……あたしの出番ない気がする」


隣から何故かテンション下がっている声が聞こえた。



< 24 / 24 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

アヲイモリ

総文字数/8,172

ファンタジー20ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
                                            「もう来るなって言ったろ?」 「うん…」 ある日、森で迷子になった素子は 美少年*アオイと出逢った。 「ここ、どこ?」 「分からないの?ここは俺の店」 「メニューないじゃん」 「何頼んでも良いよ。素子は何が良い?」 「…本当に、何でも良いの?」 ゜・*:.。.:*・゜・*:.。.:*・゜ メニューがないカフェで、 あなたは何を注文しますか?? ゜・*:.。.:*・゜・*:.。.:*・゜ 4*113332
星に願いを

総文字数/2,399

詩・短歌・俳句・川柳9ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
たくさんの想いを 空で輝く星に託します 気になるモノがあったら 読んでみてください(・ω・)☆ 改行多いので、軽く流して 読んでいただいても結構です。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop