青春はこれからだ!!
「というか、ホモってキモイよな・・あり得ないと言うか」

小沢がおどおどしながらいった

「ん?そうか?それは人に対して失礼じゃないか?
人を愛することは自由だと思うぞ?」

俺がそういうと小沢がびっくりしたような態度をとった
まぁ、当たり前だろう
同性愛というのは普通理解できないものだ
まぁ、俺は別に同性愛とかそんなに毛嫌いするような人間じゃないし
他人事のように思っているが

「じゃぁ、お前俺のことどう思う?」

「どうって親友だが?」

「俺と、恋愛って考えられる・・?」

そんな小沢の質問に俺は思わず吹いた
なぜこんなバカと・・w

「ぶっ・・ありえんっwww気持ち悪い」

「そっそう・・ふみちゃんさぁ、
ずっと気になってたんだけど、
日曜日に俺の言ったこと聞いてた?」

「ああ、きいてたぞ。
お前が俺のことが大好きで親友になりたかったってことだろ?
バカだな、もう親友だったのにな。
よりによってあせってキスするだなんて・・
フッ・・本当にバカだ」

「こんなに鈍かったっけ・・
 塚、ふみちゃんが笑ったところ
久しぶりに見れてちょっと嬉しいんだけど・・」

「ん?なんだ?」

「えー・・別にー聞こえなくていいの」

「教えろよ」


「あえていえば、恋の悩みかな?」

小沢の優しい笑顔。
休み時間のときとおなじだ・・
また心臓がキューってなった。

「んっ・・しかたない!!
哀れなお前のために多少の相談はのってやらないこともない!!
しっ親友だしな・・」

「ありがとう」

小沢はそういうと同時に俺を強く抱きしめた
俺たちの心臓の音がはっきりと路上に響きっていく。
無言のままの数分かがすごく長く感じられた。

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