青春はこれからだ!!





「おいおい、お前らラブラブだな」

休み時間になると、宮本が茶化してきた。
宮本咲 小沢の幼馴染で同級生の男子
はっきり言ってこいつはうざい。
早くくたばれ。
確かに、俺は小沢の事が(友達的な意味で)好きだ
尊敬もしている
そして、あいつも確か俺のことを好きといっていたような気がする
だからって男同士でラブラブはありえないだろ!!!!
こいつの頭は腐ってるのか??

「おい宮本、お前の頭は腐っているのか・・・?」

「え?ちょっwwちげぇよw冗談だってww
 別に俺腐男子じゃないからw」

「・・・?」

ん・・?ふだんし?なんだそれは?
後で小沢に聞いてみよう

「まぁ、いい・・。とにかくその言いようは気にくわない。」

「おー・・わるかったな。
だって授業中にふみちゃんだぜ?wラブラブ以外にどういえばいいんだよ」

宮本のニヨニヨにた面が気持ちわるいというか、むかつく
こんな面のバカを日曜日にも見た気がする
大体アレは小沢がバカだから・・どうやって説明すれば良いのかよく分からなかった

「うるさいっ!!勉強の邪魔だ」

そういうと宮本は「ちぇっ」っと言って
他の奴の席でまたくだらない話をしにいった。
これでようやく勉強に集中できる。
宮本は消えたし、小沢も寝ている。
邪魔する奴はゼロ
まったく、本当は先生にはもっとしかって欲しかったが
最近じゃあ廊下に立たせたくらいで体罰になったりもする。
だったらちゃんと授業を聞けといいたい。
あの日曜日にやる国民的海鮮アニメの兄だって
バケツをもって立たされているじゃないか。
少し気になって小沢を見てみたが
びっくりするほど気持ちよさそうに寝ている。
本当に男なのか?というくらいふわふわした猫のような茶髪
肌だって結構白いし、よく見れば整った顔をしている
何だか心臓がキューっと閉まった気がした








「はやく起きやがれ・・バカ野郎」
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