夢の時間
それから聞きなれた検査結果の説明を聞き、診察を受けた

聴診をするのに上着を胸の上まで捲ると、聴診器を当て目を閉じる平田Dr.

小さい頃は目を閉じた平田Dr.の顔を見るのも恥ずかしかった

診察や治療が怖いと思ったことは一度もない

平田Dr.がいつも笑顔でいてくれたから。。。

ただ恥ずかしかった

目を合わすことが苦手だった

でも今日は何となく違った

聴診器をあて、目を閉じて何か考えている感じの平田Dr.の横顔を見つめながら、部活を許可してくれた時の平田Dr.の言葉と顔を思い出していた
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