彼女は清楚なフリをして。
なぞの人物「清崎流李斗」についてあれこれ考えていたら、肩を叩かれた。

だれよっ!

人が真剣に考えてるときに!

とか思いながらとびっきりの笑顔でふりかえる。

「なぁに?あたしに何か御用でも。」

「あ、あの。そそそのですね。ぇえ~~と・・・」

はぁ。

男子かよ。

もうここは逃げるしかないわ。


「あたしちょっと急ぎの用があるの。あとでもいいかしら?」

ニコッ

笑ってあげると周りにいた男子だけでなく女子達まで

顔を真っ赤にしてあたしをみていた。
< 5 / 22 >

この作品をシェア

pagetop