鏡越しの彼

やっと言葉が口から声になって出た。


混乱している脳。


あたしは死んだことを認められなかったけど、死んだことを認めざるをえなかった。


やっとソレを受け入れられるようになってきたところで、目の前の鏡には死んだはずの朔斗が映っている。





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