今でも君が大好きで(上)



「もう起きなさいよ
この馬鹿たれが!!」

耳元で大声が聞こえて目を覚ました

「あ、ごめん柚那」

柚那に寄りかかったまま
寝てしまったようだ

「まったくつくから起きろって何回も言ったのに」

そう言われて回りを見渡すとバスは止まっていて
すっかり地元だった

「荷物持って早く行けー」

担任の先生が叫んでいた








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