瑠璃色の見せた奇跡



−−−−。

−−−−−。


なん……だ?


シバは、朦朧とした意識の中で自分に問い掛けていた。


体が……動か…な…い。

ぼんやりと自分の上に馬乗りになっている人影。


誰だ……?


ゆっくり、ゆっくり瞼を開けようとするが思うようにいかない。


百合……なのか?


その顔がだんだん近づいてくる。



< 214 / 284 >

この作品をシェア

pagetop