瑠璃色の見せた奇跡


カチャ−−−。



その音は、百合の耳にハッキリと伝わった。


『マ、マルス?嘘……ついたの?』


『フッ……しょうがない子だね、今頃気付いたの?もう遅いけどね。』



マルスがそう言うのと同時に、男達がジリジリとだらしのない顔をしてにじり寄ってきた。




『キャァァァ−−!!』



百合にとって恐怖の一日となる。




< 241 / 284 >

この作品をシェア

pagetop