ヌードなアタシ
『いいんじゃね?
やりたい事、我慢して
なんの為の人生だよ…ガツンとやれ!』
卓己くんは、目を輝かせる…
ベビーフェィスで
キレイな二重に、長いまつ毛…
女の子みたい可愛い顔立ち。
男くさい乱暴な言葉遣いは
そんな外見を嫌う卓己くんの意志。
『…ありがとう。
そう言って貰えると心強いよ。
何かを決める時って
やっぱり不安になるし…』
『ん、なんでも話せよ!
俺って、こう見えて
頼りがいのある男なんだぜ』
ちょっと赤くなり…
でも、得意そうにしている。
『じゃあ、そうする。
頼りにしてるよ!』
顔を見合わせて笑った。
『あっ!アタシの家
そのマンションなの』
指を指す。
『バス停から徒歩30秒よ
だから、ここでバイバイねっ!
卓己くんとゆっくり話せて良かった…
ありがとう、じゃ!』
ドアが開く。
アタシは定期をかざしステップを降り
バスを振り返った。
動きだしたバスの窓に
右手をあげる卓己くんが見える。
アタシも大きく手を挙げた。