史上最強お姫様の後宮ライフ覚書



「でも、その為のセレーネっしょ?ロベルト様も良い仕事するね~。」


しかし、そんな二人の間を割って入るようにディアナがリスティーヌの手札からカードを引く。

ちなみに、ロベルトとは祖国ラキアヴェルの宰相で、侍女二人をリスティーヌ付きにした張本人である。

彼はリスティーヌこそが女王にと推していた人物でもあるが、当の本人はただの煩いハゲ親父程度にしか思っていなかったようだ。


「つか、そもそもコレって政略結婚の上に相手は引きこもりじゃん?リスティ様にも息抜きは必要でしょ。」

そして、ディアナは自分の持ち札を混ぜながら言葉を続けた。

どうやらカードは揃わなかったようで、彼女はずいっとセレーネに自分の手札を押し付けながらニッコリと微笑んだ。


「はい、どうぞ。“催眠術の天才”さん?」


しかも、きちんとその呼び名を強調することも忘れずに。



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