小悪魔×俺様
「はぁ〜…。絶対葉那と琉から離れるなよ?」

「う…ん?」

「あと、やられた事は全部俺に報告しろ。」

「うん…。」






弘夢が認めてくれたっ!!





きっと、1人だったら耐えようとなんかしてない。




弘夢がいるから。




大切な人のためだから、耐えられるし、あたしは1人じゃない。






「あと、犯人探しはしなくていいから。辛いだろ?」

「あ…うん。」





弘夢はあたしの気持ちなんて全部知ってるんだ…。




犯人探すってことは、回りの人全員疑うってこと。






それは…ね。






「でも、俺は探すからな。あと、見つけたら女でも容赦しない。」

「え…。」

「それは譲らねぇからな!!」

「…週刊誌気をつけてね。」

「そんなヘマしねぇよ。」





だろーね…。





それから弘夢はあたしの手を引いて、自分の顔の前までは持ってきた。





「…痛かったろ?」

「油断してたからね。でも大したことないし。」

「俺情けねぇ…。」





そう言って、指先の傷にキスをした。





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