小悪魔×俺様
「あんま気張んな。気持ちはわかる。経験者だし。出来るだけ冷静にな。」

「…まぁ、出来たらな。」

「殺るなら見つからないようにな。」





モデルの奏汰スマイルでそんな物騒なこと言うなよ…。





ファンが見たら泣くぞ…。





「心配なのはさ…針が増えてったりとかしたらヤバイかなって。あと、咲樹菜のメンタル。」

「針…!?針刺さったのか?」

「机の角に付けてあったらしい。」

「針は無かったな…。それは俺も心配…。明日から弘夢しばらく学校行けねぇよな?」

「うん。」

「学校のなかは無理だけど、毎日の送り迎えならする。」





まぢで!?




そんなん超助かる。





「頼んます。」

「あいよ。」

「仕事は?」

「あぁー、そろそろ裏方かな。」

「はやくね?」

「そうでもないだろ。」





俺は俳優だから仕事では洸輔の背中を追い続けた。




同じように琉は奏汰を追い続けた。





「琉が悲しむな。」

「いやぁ、確かにまだ30代だし若いけどな。」






全世界の奏汰信者とファンが一斉に悲しんだら収集つかねぇ。





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