小悪魔×俺様
奈々は泣きながら「ごめんなさい」を繰り返した。





「許せねぇけど…でも、応援してる。奈々が立ち直れるように。」

「バカじゃない?優しいよ…。もっと嫌ってくれればいいのに…。」





そうかもしれねぇ。




だけど、やっぱり元の奈々を知ってるから完全には嫌えねぇよ。





きっと瀬川も琉もそう。




だって今、優しい目してるから。






「はぁ〜…弘夢変わったね!」

「やっぱり?」





自覚はしてる。




咲樹菜と会ってから甘いんだよな、俺。




後輩からなめられそう…。





「いいんじゃない?」

「そりゃどーも。」





奈々に笑顔が戻った。




これが一番いい終わりかただ。





「弘夢…ごめんね。もう自由だよ。」

「ようやくだな。じゃ、俺咲樹菜に会い…」





歩き出そうと立ち上がった瞬間、目眩がした。




瀬川と琉に支えられた。





情けねぇー…。





「大丈夫!?食べないからだよ〜。」

「うるせ。」

「弘夢は俺たちで送ってくるから。」

「うん。じゃあね!!」





とにかく…解決だ。




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