屍の孤島
即座に判断し、秀一は思い切り猟師の腹を蹴り上げる!

しかし放さない。

人間『だった』とは思えないほどの異常な握力で、秀一の腕を握り締める。

「く…っ!」

秀一から声が漏れる。

このままでは腕が折られてしまう。

無我夢中で、何度も何度も猟師の腹を、顔面を蹴り続ける!

何度目かに顔面を蹴り上げた途端。

ゴキンッ!

鈍い音がして、猟師の首が有り得ない方向に捻じ曲がった。

頚椎がへし折れた音。

同時に秀一の腕を掴む力も弱まる。

「……!」

咄嗟に秀一は腕を振り解き、猟師から距離をとった。

まだズキズキと痛む腕。

だが骨は折れていないようだった。

それよりも…。

彼は目の前の、首が捻じ曲がったままの猟師を見た。

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