オトコノコの心情☆
こくはくこくはく

「すーさん、付き合って下さい」
・・・ってえぇぇぇぇーーーーーーーー

今、そう言って俺に頭を下げているのは、いつも明るくみんなを笑わせているクラスのムードメーカー
宮田 梨穂(ミヤタ リホ)だった

「すんません、もお一度ゆってもらえます?」
自分でもマヌケな声だと思いながら聞き返す
「つまり、わたくし宮田梨穂わ、間 純クン、君に交際を申し込んでいるわけ だよ」

いやいやいや
胸張られても・・・
ってか意味わからん!
いや、だって、あれだよ?おれ、つまらんよ?
喋らないしさ?なぜ?なぜ?なぜだーーー!

宮田わニヤリと笑うと
「で、どーなのさ?付き合ってくれるのかい?」
「はぁ、まぁ、いいけど」

・・・あれ!?
今、俺「いい」とか ゆわなかったか!?
あれ!?間違えちまった!?

「ほんとに!?やった!ぢゃぁ明日朝9時、私の家の前集合で!」
「え!?ちょっと!待っ…」「ぢゃぁね!」

おーい!
人の話を聞けーっ!!!
ってかなんで付き合っちゃってんの!?俺が悪い?俺が悪い?いや、俺が悪いけどさ!どーしよ?どーしよ?どーすんの?俺!
・・・いや、落ち着こう
まずは、状況の整理。
①俺は特に接点のない宮田梨穂から人生初の告白を受けた。
②特に考えもせずにOKをだした。
③明日九時に宮田梨穂の家の前に集合

・・・まぢか!
いや、でも、明日もう一度断ればいいか
うんそうだ。そーしよう。

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