超イケメン☆ホストクラブ【番外編】
「教えてほしいところがあるんですけど……」

怒りをこらえて言う。

「ああ、わからないことがあるんだ? おまえでも…」

相変わらずニヤついている顔が憎たらしくてたまらなくて、

「ここなんですけど……」

と、無視してノートをひらいて見せると、

「ああ、悪い。今ちょっと時間取れないから、後にしてもらっていいか?」

と、言われた。

「じゃあ…いつなら、いいんですか?」

ややムッとして聞き返す。

「放課後…職員室に来てくれないか」

「わかりました。じゃあ放課後に行きますんで、よろしくお願いします」

形ばかりのお礼を言って、早々に踵を返した。

あの顔をいつまでも見ていると、ムカムカしてきそうだった。
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