君の光を想う





「分かった!本当は良い人で、上手に笑えないのが、春!」








「ぶ──…っ!」





冷蔵庫に食材をしまいながら、
俺達の会話を聞いていた佐倉が大きく吹き出した。





「あははは!変に当たってる!」




佐倉が声を上げて、笑い出す。





「……笑い過ぎだ。」




眉を強張らせながら佐倉を見ると

「ごめん、ごめん…」と謝りながらも、震えて堪えている様子だった。





もういっその事、笑ってくれ…






「でもね、本当に本当に春は優しいんだよ?」





佐倉の妹の頭を優しい手付きで撫でながら、言い聞かせる様に伝える柚。






「柚ちゃんは、春が好きなの?」






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