君の光を想う




一瞬にして室内の空気が変わるのが、分かった。


子供は素直というか、なんつー質問を……





さっきまで笑い堪えていた佐倉が平然とした態度で食材を取り出すのが見えた。




あれは、きっと聞き耳立てているに違いない。


きっと、聖も…


そして、俺も──…






「春の事、好きだよ」




躊躇いもなく、当たり前かの様にはっきりと放たれた答え。


胸の鼓動が体内と響き渡ると同時に早まっていく。







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