君の光を想う
そんな微笑ましい光景を横目でジッと見つめていると
柚が立ち上がり、佐倉の方へ歩き出す。
「あ、なっちゃん!私も手伝うよ」
「ありがとうー助かる!」
佐倉は食材を切って、夕飯の準備を開始していた。
さすがに手付きから手際が良いと分かる。
「こうちゃんは?」
「光輝?靴あったから、二階に居ると思うけど…中学生だから難しい年頃でさ。ご飯食べたらすぐ、部屋に行っちゃって…」
会話から、佐倉の弟だと分かった。
妹の面倒見て、弟を気にして、家事を当たり前の様にこなして…
もう兄弟の域を越えてるんじゃないかと思う。