君の光を想う



柚が手にしたモノ…



それは、

石の様なモノ?





小さな石に紐が付いていて、ストラップに見えた。





「綺麗だよね、これは春の分ね。春色」





春色って、ピンク…




でもそれは本当に綺麗で色も鮮やかで透き通っている。





「じゃあ、お前はこれだな」





一つ手に取って、手渡す。







「オレンジ?」


「オレンジ好きだろ?柚にぴったりの色」






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