君の光を想う




「なっちゃんは一切悪くないよ、悪いのはなっちゃんの事を分かってないあの人だよ」


「そうだろ、悪いのは全部あいつだって。まあ聖も突っ掛かり過ぎた所もあるし…お前が全部背負う事じゃない」





下げていた佐倉の視線が交じり合う。


やっと表情が少し和らぐ。





「ありがとう、本当に。やっぱり二人は優しいね。あたしが見る目なかったからさ…でも過去の話だし、ね」






俺達が注文した飲み物が到着した。





「あの人、なっちゃんがあまりに可愛くて嫉妬して意地悪したくなっちゃったんだよ、なっちゃんとまた一緒に居たくて。でも許せないよ、なっちゃん傷付けて」






目の前へ置かれたストローの封を開け、素早く二つのグラスに差しながらも怒っている様子。


柚のこんな姿は珍しいかも、しれない。







< 207 / 347 >

この作品をシェア

pagetop