君の光を想う
佐倉が僅かな声で呟くと黙ってた柚が声を張り上げた。
「なっちゃんは十分優しいよ!なっちゃんには人の気持ちを救う力があるから、助けられて来た人沢山居るんだよ!私も沢山沢山救われて…沢山沢山ありがとうって言いたい!なっちゃんは優しいんだよ」
お前…ここを何処だと。
周りから沢山の視線を浴びる。
考えがまとまってない気もするけど、柚の想いは伝わる。
こういう真っ直ぐに表現出来るって、そう簡単に出来る訳じゃない。
佐倉は驚いた表情を見せたが段々と笑みが漏れている。
「ありがとうね、柚」
「聖も言ってただろうが、その儘の佐倉が良いって」
「うん、まだこの気持ちを大切にしたいから。まだ告げない」
「……そうだな」