君の光を想う
「お待たせ」
目の前にグラスが置かれる。
礼を告げながらグラスを手に取り、喉を潤す。
「夕方なのに暑いね」
「そうだな」
「夕飯の材料買って来るけど、何食べたい?」
「…お前が作んの?」
思わず出てしまった声に柚が拗ねた様に眉を垂らしながら唇を尖らす。
「私じゃ、不満なの?」
拗ねた口調といい、表情といい、凄く可愛く思えた。
ずっと目に焼き付けておきたくて見つめていると顔を背けられた。
「良いよ、買ったものにしよう」
やべ…
立ち上がる柚の腕を慌てて掴むと見せられた表情はまだ眉は下がったままで。