君の光を想う
近くのスーパーへ着くと柚が上機嫌で籠を手にする。
その姿を確認した後、カートを手繰り寄せて何も言わず手元から籠を奪い乗せた。
「ありがとう」と言う声を聞いた後、隣へ並びながらカートを進める。
柚が真剣な表情で商品を物色している。
微かな柚の唸り声を聞く限り、まだ何にするかは決定してないと思える。
暫く物色した後、決定したのか次々に食材を籠へ入れている。
その後をカートを押しながら付いていく。
「春樹くんと柚ちゃん?」
俺達を呼ぶ声がする。
そっちへ振り向くと近所のおばさんがニコニコしながら立っていた。