君の光を想う




リビングへ着き、暖かな空間へ足を入れるとおじさんが目に入った。


仕事から帰宅したのかソファーに座って寛いでいる。





「おかえり」





この前の事があって。


柚と今こんな状態で申し訳ない気持ちで一杯になった。


おじさんもそんな俺達の様子に気付いていた。





「何だー?喧嘩か?」




「…すいません」





表情を若干歪めて、謝罪を向けるとおばさんと同じ様に笑みを浮かべていた。





「謝るなって。仲直り出来るだろ、お前達なら」






おじさんの笑みの意味は目先に居る柚の様で。


肩に掛かった俺のジャケットを大切そうに握っていた。





おばさんがテーブルへ次々と料理を運んでいる。

それに気付き、柚が手伝いだした。





「春君、隣には連絡入れておいたから夕飯は食べていってね」






お言葉に甘える事にした。

四人で食卓を囲みながら、昔の思い出話や世間話をした。

食べ終えると洗いますと告げたけど、呆気なく拒否られてしまった。






< 271 / 347 >

この作品をシェア

pagetop