君の光を想う




何やかんやで、旅行の日の当日。


一泊の軽い荷物を持ち、玄関を出た。


父さんと母さんが車に荷物を乗せている。


旅行を待ち望んでいたかの様に、真っ青な空をボーと見上げていると。




「春ファミリー!こんちは!」





騒がしい声の方を見ると聖が満面の笑みで姿を現した。

背が高い体型には似合うスラッとしている服装、多く身に付けているアクセサリー。





男の俺でも分かる。

あー…これがモテるイケメンか。




被っているキャップを深々と被り直した。




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