君の光を想う



「息子にはこの会社を継いで欲しいんだ、森川君の所の柚ちゃんと結婚を約束してくれないと継がないと言われてしまってね…」



俺が何故ココに来たのかを見抜いている様に本題を進める表情がアイツ、羽井祐馬と似ていて…



何処か何事も無いと勝ち誇る様子が視界に入る度に柚の辛そうな表情が浮かぶ。



「君に恨みはないんだ、けどもう森川の娘さんには近付かないでくれないか?」


「……拒むと、柚の親父さんを辞めさせるんですよね」


「分かってるじゃないか、君は若い。まだまだ出逢いはある」



冷静な口調で煙草に火を付ける姿が見える。



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