君の光を想う
──…ふざけんな。
「貴方は俺達が離れれば、それで良いと?」
「それで丸く収まるじゃないか、息子にしかこの会社を継がせたくなんだ。その為なら手段は選ばない…息子は君と柚ちゃんが付き合っている事を許せないらしいからね」
「─…柚の、気持ちはどうなるんですか」
このまま、アイツはまた悲しい顔で壊れそうな瞳。
人形の様に過ごしても良いのかよ。
アイツの笑顔を守りたい。
「私はずっと会社の事だけを考えてきたんだ。そんな事はどうだって良い」
そんな残酷な声が聞こえて下ろしていた拳を強く握った。
「何度も言う様だけど、君が離れてくれさえいれば全てが上手く進むんだよ」
「……息子さんが諦めれば、それも全て収まると思いますけど」
淡々と返される言葉を遮り、睨みを向けた。