君の光を想う



「息子が諦めないんだから仕方ない」


「貴方、アイツの親なんですよね…全部息子さんの言いなりですか」


「君に言われる道理はない。息子の事はそのつもりで育ててきた…もう切りがないな。……幾ら欲しい?欲しい分だけ君に与える」



最後に放たれた音がやけに耳に響く。



冷静な表情で視線を向けてくる。




ふざけんな、ふざけんなよ。



俺の想い…


俺達の想い。




長年…ずっと大切に来た想いは。
そんなモンで。



「──…金なんかじゃ、アイツを想う俺の想いには届きませんよ。幾らだされても…大切にして来た想い。ずっとずっとアイツが…」



怒りと共に柚を想う気持ちが高ぶる。




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