君の光を想う
溜め息を付き、
重い腰を上げて席から立つと早足で聖の席へ向かった。
「適当な事、言うな!」
「本当だもーん」
「だもんって…」
まあ、良いか…と肩を軽く下ろすとポケットから取り出したモノをバラバラと大量に聖の机へ置いた。
「春?お前、飴玉でも売ってんのか?」
「違う、母さんが何故か大量に買って来て…処分に困ってるだけ」
「ほら、優しいだろ?サンキュ!」
「あ、ありがとう」と一人の女子が声にすると、それが合図かの様に次々と周りの女子達が礼を述べてくる。