君の光を想う




立ち尽くす柚の近くへ寄る。


ポケットへ一粒だけ、残していた飴玉を取り出す。





「手出せ、…苺味、好きだろ?」

「うん!有難う!」





素直に差し出される柚の手の平。

その上へ苺の飴玉を置く。

一瞬だけ、指先が手の平へ触れた。





僅かに伝わる体温、熱。


熱、───…!





慌てて柚の額へ手の平を這わせた。

案の定、予想以上に熱い。

薄ら汗が滲み出ている。






バカ柚!!




< 50 / 347 >

この作品をシェア

pagetop