君の光を想う




「な!?スゲーだろ?聖君による春君改造計画!」



顔を上げると満足そうな表情でクラスの皆に誇らしげに話す聖。




やっぱりお前の仕業か。

何が、改造計画だ…。

たかが、髪を切っただけだろうが。





昨日に遡る。

昨日、聖に無理矢理連れてこられた場所。

聖の行き付けの美容院らしい。

既に店員とも仲良く、店内は色とりどりの飾りや置物。




腹が立つ事に聖は何かを店員に告げ、用が有るからと帰ってしまった。

あのヤローと呟きながらも椅子へ座らされると慣れた手付きで俺の髪を切っていく。





色々質問や話題を振って来る女の店員。

言ったら悪いが…だから苦手なんだよな、こうゆう所来んの。





しまいには何処から出したのか、コンタクトレンズなんか付けやがって…。


まだ慣れない…






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