心燃
そんな毎日も1ヶ月たった。
中学2年生の5月中旬。


私は、係決めや委員会が決まった頃のシーズンだった。
私は、掲示係になった。雪菜や、有里・蒼葉も一緒だ。
もう一人、掲示係になった子がいる。ゆい。
ゆいは、本当に優しい。元陸上部で足を痛めて陸上部をやめてしまった。とても足が速くて、美術部に入った今もそれは変わらない。
とにかく、5人で係活動が出来るなんてとてもうれしかった。
委員会は学級委員になった。去年は、誰も言うことを聞かないし、何してもメチャクチャだった。
けど、このクラスは違う。皆、色々なアイディアや意見を出してくれるし、「並んで!」と言えばすぐに並んでくれる。
楽しくなった。去年よりずっとずっと。
だから、私は学級委員長にもなった。仕事も出来るようになった。「またやりたい!」と思うようになっていった。



去年はまだこの時期は、慣れていない感じがあっていづらい感じがあった。
誰のおかげかわからないけど、今は違う。
「おしおし、面白いね。」
「頭おかしいんじゃん!」
そういう馬鹿らしい言葉の中に笑っている自分がいる。
      楽しい!
素直にそう思った。
陸上部意外にも友達がいっぱい出来た。
自分の人生が順調に進んでいると思った。
今しか考えていない。今が一番大事!
そんな私がいた。





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