先輩と甘い恋 ~Sweet☆Love~
「どうしてって…顔に出てたし!」
笑いながら言う高峰君。
『…っ!た…高峰君は数学どう?』
慌てて話を逸らす。
「あー俺?うーん…微妙な所かな…?」
『そっか…。でも高峰君頭良さそう…』
見るからに頭は良さそうな感じがする。
「そこまででもないよ!そんな事言ったら美空ちゃんだってどう?」
『私なんか全然!!高峰君の足元にも及ばないよ!』
うん。実際そうだと思うし…。
「はは!美空ちゃんって面白いね!隣の子が美空ちゃんで良かったよ!」
優しく微笑む高峰君。
多分この爽やかスマイルが女の子を落としちゃうんだろうなぁ~。
『私こそ隣高峰君で良かった!これからよろしくお願いします!』
きちんと頭を下げて言う。
「こっちこそよろしく!」
高峰君も頭を下げて言ってくれる。